ラベル:marker world
2011年08月14日
marker world 3
どういう都市計画を市長は立てているのだろうか。それともゲルマン民族の大移動のように、なにかわけのわからない、得体の知れないパワーがこの町にはびこっているのか。今日も学校を終え、帰宅途中の、渋谷明は首をかしげるのだった。先週まで八百屋や、魚屋だったところがいまはもう続きを読む
marker world 4
(これはすごい発見だぞ。鳥みたいな人間がいるなんて! インターネット日記で書こう。すごい評判になるんじゃないか。写真撮れればいいんだけどな。この生き物、カメラ付き携帯なんて知ってんのかな。知ってたらカメラ向けたらなにされるか続きを読む
ラベル:marker world
薔薇よ、薔薇よ、薔薇よ。
1 私より美しいものはこの世に存在していない
陰惨なパーティーだった。薄汚い蠅たちの毎度お決まりの馬鹿騒ぎ。着飾っているつもりの、高慢な豚女。猿のような男たち。西洋と東洋の血が半分ずつ流れている私、神秘的な顔立ち、流麗な挙措動作、
どれをとっても私一人だけが、この場の空気にそぐわない高貴さを持ち合わせていた。ど続きを読む
陰惨なパーティーだった。薄汚い蠅たちの毎度お決まりの馬鹿騒ぎ。着飾っているつもりの、高慢な豚女。猿のような男たち。西洋と東洋の血が半分ずつ流れている私、神秘的な顔立ち、流麗な挙措動作、
どれをとっても私一人だけが、この場の空気にそぐわない高貴さを持ち合わせていた。ど続きを読む
Lonely heart broken
1
その日も何事もなく終わろうとしていた宵の夕べ、宵の夕べ? まあ、いい。僕は、魔法使いのババアにカエルにされてしまった女の子の物語を思いかえしたりした。『「うちのこと好きっちゃか? 激しく好きっちゃか?」続きを読む
その日も何事もなく終わろうとしていた宵の夕べ、宵の夕べ? まあ、いい。僕は、魔法使いのババアにカエルにされてしまった女の子の物語を思いかえしたりした。『「うちのこと好きっちゃか? 激しく好きっちゃか?」続きを読む